インタビュー｜太宰府の歯医者・歯科｜みかさ歯科医院

「自分の家族ならどう治療するだろう」と常に自問しています

診療のモットーは、自分の家族を診るつもりで診療することです。かつて勤務していた歯科医院で先輩歯科医師からそう教わり、今も大切にしています。

歯科検診をしていて、患者さまから「よく噛めています」「何でもよく食べられる」と伺うとやはり嬉しく思います。入れ歯の場合は噛む力に制約はあるものの、どなたにもご不便なくお食事できるようにすることが、歯科医師の使命だと考えているからです。

お口のトラブルで食べられなくなり、来院される方が多い傾向です

当院に初めていらっしゃる方は、何らかのお口のトラブルがあって食べられないということがほとんどです。それを改善して食べられるようにするのと同時に、トラブルが起きる前から予防することも広めていきたいですね。2回目以降のご来院は、歯科検診や治療後のメンテナンスが目的という方も半分くらいいらっしゃいます。

お口の健康作りをする第一歩は、ご自分の歯に興味を持つこと

興味がなければ歯科検診に行かず、悪いところがあっても気付かずに放置してしまうからです。

私は仕事柄、テレビを見ていても出演者の銀歯に目が行ってしまいます。このように、歯は健康だけでなく、お顔の見た目にも関わっているわけです。

以前は金属でしかできなく、とても目立ってしまいましたが、現在は白い詰め物が保険診療で対応できる場合がございますので、まずはお気軽にご相談ください。

何年も歯科に行っていない方と虫歯が少ない方は、歯周病にご注意

歯周病は症状に気付きにくいものですが、歯茎からの出血や口臭など、ヒントとなるものはいくつかあります。

それらの症状に加えて注意してほしいのは、歯科を5年以上受診していない方です。ご自分での歯磨きには限界があり、磨き残しが固まった歯石は歯科医院で除去する必要があります。それにもかかわらず、受診していなければ歯石が溜まっていると考えられるからです。また、虫歯が少ない方もご注意ください。虫歯菌が少ない方のお口には、歯周病の原因菌が多い傾向があります。

いずれも、定期的にお口のクリーニングに来ていただければ、予防や改善につながります。髪を切ったり衣替えをしたりする感覚で通ってはいかがでしょうか。

お口の治療はご本人に見えないため、ご説明は欠かせません

治療については事前にご説明するほか、ご来院ごとにその日行った処置内容をお伝えします。口頭だけでなく、レントゲンを参照したり紙に書いたりすることもあります。お口の中で起きていることは、ご本人であっても分かりにくいからです。特に、神経の治療などを初めて受けた方はこれまでの治療経験から察することができないので、詳しくご説明します。

治療を受けたのがお子さまの場合は、内容を親御さまにご説明します。ご希望があれば、診療中もお子さまのそばで付き添っていただいてかまいません。

治療中の緊張や不安を和らげるため、患者さまとの会話を大切に

歯科治療の途中でまれに身体的・精神的なショック症状が起きることを、デンタルショックと言います。私はデンタルショックのリスクについて注意を怠らず、ご気分が悪くなったりしていないか患者さまのご様子に気を配るようにしています。どういうメカニズムで起こるのかを治療の合間にお話ししますので、不安なことがあればどうぞお聞きください。

また、患者さまにリラックスしていただくため、お声がけや会話も多くするよう意識しています。例えば、学生の方でしたら部活のこと、社会人の方でしたらお仕事のことなどをお話しします。

滅菌処理を徹底するため、使う機材にもこだわりました

衛生管理とは、器具を滅菌することに尽きると思います。種類を問わず、すべてのウィルスや細菌を死滅させるのが滅菌だからです。そのため、滅菌処理に使う高圧蒸気滅菌器は、クラスBというタイプのものを導入しました。これは、庫内を2回にわたって真空状態にすることで、凸凹した形状の器具でも隅々まで蒸気滅菌することができます。

ほかに、患者さまの目を和ませる治療環境にしたいと考え、花壇のお手入れに力を入れています。少しでもリラックスのお役に立っていたら嬉しいですね。

今までもこれからも、地域の皆さまのための歯科医院でありたい

今後も、これまでと同様に地域の皆さまがお気軽に相談できる歯科医院として診療していきたいと思います。同時に、スタッフの働きやすさを考え、休みを増やすなど良い職場作りにも力を入れていきます。

治療を受ける方も予防する方も働くスタッフも、全員が幸せになれる歯科医院を目指し、地域に貢献できたら幸いです。